G R E E N


「もっもしもし!?」

『今帰るとこでしょ?校門で待ってて!』

「えっあっ、うん♪」



どうして、どうして?

会いたいと思ってたときに電話かかってくるなんて、ミヤ君やっぱ天才!?

でもなんで今が帰りってわかったんだろう?





『やほー!毎日お疲れ♪一緒に帰ろ〜!』

「うん♪…ねぇ、ひょっとして待っててくれたの?」

『亮平たちもいたからコンビニでグダグダしてたからさ』

「じゃあ、なんで今、調度帰るってわかったの?」

『あぁ、コンビニの前を真紀ちゃん達が通ったから。お前、いつもあの三人といるでしょ?だから、練習終わったのかなって思って』

「なるほどー」



そう、私は部活のときはいつもその4人でいる。
真紀、同じパートの麻亜子、真紀と同じパートの由美。
一年生のころから仲良いバカ4人組だ。


いつも私がミヤ君にその話をしているからだろうけど、わたしの仲良い子まで知っていてくれてるのが嬉しかった。





.
< 149 / 255 >

この作品をシェア

pagetop