G R E E N


今日も公園に寄る。
お互い何も言わなくてもそれが当たり前になってた。


久しぶりに二人でいれることが嬉しくて。

ミヤ君がわざわざ待っていてくれたことが嬉しくて。

ミヤ君の前では素直になれる自分がいた。


「待っててくれて、ありがとね。」

『いいよ、別に。俺が勝手に待ってるだけだし。』

『いーの!嬉しかったから♪』


そう言って、ミヤ君の少し高い肩に頭を傾ける。

少しごつごつした体つきに触れていると、すごく安心するんだ。


「あのーそんなに甘えられるとこっちも困るんですけどー」

『えーなんで?いいじゃーん!』


いつも余裕なミヤ君を困らせたくなってくる。



『そんなに近くにきたら…キスするよ?』





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