G R E E N
びっくりして目をつむると、一瞬だけおでこにミヤ君の唇が触れた。
「ちょっ!ここ道だよ!人が通るよ!」
『俺は気になんないもーん!それに今は誰もいないし♪』
「今はいなくても、誰か来るかもしれないじゃん!」
『んじゃ、人が来なきゃいいんだ?』
私の手をグイグイ引っ張って、道の端の木陰に入る。
確かにここは周りから隠れて見えずらい。
『…ここならいい?』
私の背中に木があたる。
目の前にはミヤ君のいたずらっぽい笑顔。
「…もぅ、ばーか…。」
『ばかはお前だよ…』
ミヤ君の吐息がかかる。
私達は木陰で星が見てる中、何度も深くキスをした。
.