G R E E N



二人でゆっくり腰掛け、休む。

ミヤ君といるとどこにいても、同じような安らぎがある。

ここが私の居場所なんだな。



『なんか、亮平たちも今一緒ににいるって言ってたな。みんな同じようなもんか。』

「そーなんだぁ。でも、会わないもんだねぇ。」

『…あー、あいつらはこういうみんないるところじゃ、目立たないようにしてるからね。』

「えっ?なんで?隠してるわけでもないよね?」

『ん〜、やっぱリィの前で二人ってのは居づらいっしょ?』

「あっ…そうだよね。いつ会うかわかんないからね…。」




好きな人が違う女の子といる。

自分の居場所だったところに、違う女の子がいる。

それも…自分の友達が。




.
< 181 / 255 >

この作品をシェア

pagetop