G R E E N
二人でゆっくり腰掛け、休む。
ミヤ君といるとどこにいても、同じような安らぎがある。
ここが私の居場所なんだな。
『なんか、亮平たちも今一緒ににいるって言ってたな。みんな同じようなもんか。』
「そーなんだぁ。でも、会わないもんだねぇ。」
『…あー、あいつらはこういうみんないるところじゃ、目立たないようにしてるからね。』
「えっ?なんで?隠してるわけでもないよね?」
『ん〜、やっぱリィの前で二人ってのは居づらいっしょ?』
「あっ…そうだよね。いつ会うかわかんないからね…。」
好きな人が違う女の子といる。
自分の居場所だったところに、違う女の子がいる。
それも…自分の友達が。
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