G R E E N


『そっかぁ。お前らしいな。お前ならできんじゃない?でも、一人で何とかしようとすんなよ?何かあったら、俺には話してね?』

「うん。ありがとう。」

『じゃさ、これは教えとくね?サッカー部の奴に聞いた話しなんだけど…』



リィは学校に来ても、授業を受けずに保健室にいることが多くなった。

明菜にも会いに来なくなった…というか避けてるらしい。

たまに一人でボーっとしているのも見かける。




『たぶん…お前が思ってるより、重いよ?』


私は驚きが隠せなかった。

でも…

「でも…。それならなおさらほっとけない。リィがそんな状態なら、明菜だって絶対気にしてる。あの二人の背中を押したのは私だもん…。」

『…本当、世話焼きだな。まっ無理はすんなよ?』




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