G R E E N

星空に駆ける列車



修学旅行も早いもので、最後の夜行列車になっていた。

みんな疲れもあって、夜行列車でグダグダ。

特産品の入ったお弁当を片手に、話に花が咲いていた。

私達のベッドには真紀のほかにクラス女の子二人もいた。
この二人はバレー部の子で、さばさばしているせいか私も話しやすい子たちだった。


『やほー!遊びにきたぁ!』

そう言って入ってきたのは、まぎれもないリィだった。

そうか!リィもバレー部だった!


『私もここにいていいかなぁ?』

「全然大丈夫だよ。リィだよね?」

『ありがとー!部長って呼ばれてる蒼ちゃんだよね?』

「そうだよ〜よろしく♪」






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