G R E E N
『リィは無理してない?辛かったら休んだっていいんだよ?ゴチャゴチャ考えてばっかじゃ疲れちゃうから。たまには人に話して、休んだっていいんだよ?』
私が話し終わったとき、リィは泪をぽろぽろと流してた。
「…うん。ずっと諦めなきゃって思ってた。誰に頼っていいか、誰が信じられるのか、自分がどうしたらいいのか…ずっと考えてた。」
『…そっかぁ。これからは私がいるからね?学校で辛くなったら保健室に行ったっていいんだから。』
「うん。…これからも…辛いけど、ちゃんと休みながらやってく。部長本当ありがとう。話せてよかった。部長は思ってた通りの…思った以上の人だったよ。」
リィの泪も渇きはじめた頃、空では輝く星の間から朝を告げる太陽が顔を出し始めていた。
…長い夜が明ける。
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