G R E E N
まだミヤ君と付き合う前。
お互いの気持ちになんとなく気づいてた頃の話。
その時私とミヤ君はいつものように電話で話していた。
……………
『てか、俺らマヂ電話しすぎじゃね!?』
「ねー!なんか付き合ってるみたいじゃん!」
…私の精一杯のアピールだった。
気づいてほしい…。
『たしかにー!でも部長はヒロの元カノだからなぁー。』
そう…………。
立場上はミヤ君の友達の元カノ。
しかも私はミヤ君に相談までしてた。
恋愛対象にはなれないの?
その時の私はミヤ君しか見えてなかった。
ミヤ君に女の子として見てもらいたかった。
だからつい言っちゃったんだ。
「………そんなことミヤ君が気にするなら、ヒロと付き合わなきゃよかった。」
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