G R E E N


私の席は1番前の廊下側だから、扉がすぐとなり。

その扉から出て、隣のクラスの後ろの扉から教室をのぞく。

ミヤ君どこかなー?


「えっ…!?」

『よっ♪』


ドアに入ると目の前にミヤ君がいた。

『俺の席、1番後ろになったんだ〜♪廊下側ってのがちょっと残念だけど〜。』


「そうなんだ!びっくりしたぁ。」

『なかなかイイ場所でしょ?』



ん?私が4組の1番前でミヤ君が3組の1番後ろ…ってことは、すぐに会いにこれるじゃん!


「私ね!廊下側の1番前なの!だからクラス違うけど、1番近くにいられるね♪」

『なーに、またわけわかんないこと言ってるんだか。』


ミヤ君はそう言って『ばかだなぁ』とでも言うように優しく笑ってくれた。






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