G R E E N


公園のベンチに二人で腰をかける。


「今日も疲れたね〜。」

『俺は動いてないから、そうでもないけどね。』

「…そっかぁ。やっぱ足…痛い?」

『別に、』

「そうなんだぁ。」

『………。』




やっぱり…、この空気は変わらないのかな。



何だか、どうしたらいいのかわかんないよ。

まず、どうしてこうなっちゃったたわけ?

何で何も言ってくれないの?




…でも、臆病な私は思ってることも正直に言えなかった。

言って、重いとかウザいって思われるのが恐かった。

ミヤ君がどんな想いでいるかなんて考える余裕もなかった。





.
< 251 / 255 >

この作品をシェア

pagetop