G R E E N

ミヤ君…いくら何でも、変わりすぎじゃないかなぁ。



本当はもう私のことなんて好きじゃないのかもしれない。



『俺、飽きっぽいからさぁ』


ミヤ君が口癖のように言っていたこと…冗談だと思っていたけれど、いったいどこまで本音でどこから冗談なんだろう…？




そう考え出すと止まらなくて。

不安で仕方なくて。

ミヤ君の気持ちがわからなくて。


家の前でバイバイを言うまでの一瞬の間さえ、さよならを切り出されるんじゃないかと恐くなって。

いつも曲がり角まで見送るミヤ君の背中を、今日は見送らずに私から家に入った。




もう何がなんだかわからなくなり始めてた。



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