G R E E N



少しの戸惑いを抱えながら、気がつけばテストも最終日を迎えていた。


最後のテストを終えて、開放感に浸りながら真紀と廊下を歩いていたら、前から真紀の彼氏の勇樹が来た。


『おー!真紀と蒼じゃん!テストお疲れ♪』

「勇樹ー!また英語がやばいよー!」

真紀と勇樹は相変わらず仲良しだ。
二人と友達なせいか、わたしもこの二人といるのは楽しい。



三人で話していると、後ろからミヤ君が歩いて来た。

「おっ!相変わらず勇樹は見せつけんなぁ!」

『ミヤかぁ!テストお疲れさん!』



話してみるなら、今しかない!
私は直感でそう思った。
電話やメールじゃなく、直接話してみて何かわかるかもしれないから。





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