G R E E N



「蒼…いつのまにそんなにミヤと仲良くなったん?」

『勇樹、蒼は今初めてミヤ君とちゃんと喋ったらしいよ〜』

「まぢ!?あんなに楽しそうに女子と話してるミヤ初めて見たけど!てか、それより蒼だろ!お前、顔緩みっぱなし!」




二人にそう言われて、さらに恥ずかしくなる。

でもこの恥ずかしさが二人にからかわれているからなのか、さっきまでミヤ君と話していたからなのか…自分でもわからないくらい、私はドキドキしてた。





そして、勇樹が何か思い出したように話し出した。


「蒼!お前ひょっとして、最近ミヤと電話してたりする?」

『…うん?結構してるけど何で?』

「そうか、蒼だったのかぁ♪」

『なっ何がぁ!?』



「実はこの前ミヤと話してたんだけどさぁ…」





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