G R E E N



ガールズトークに華が咲く。

『あっ、噂をすれば亮平からメールだ。今、暇らしいよ。いっそあいつも呼んじゃう?』

「それ、いいかも!…そしたら、ミヤ君も呼んでみようかな…。夏休み一回も会ってないんだよね…。」

『いいじゃん!花火やりたい!』



そして、私はミヤ君を呼び、明奈は亮平君を呼び出した。


きっと普段の私なら「一緒に遊ぼう」なんて言い出せなかった。

夏の暑さに魔法をかけられたのかもしれない。


「あっもしもし、ミヤ君?今暇かな?」

『なになに〜!?家でゴロゴロしてたけど?』

「明奈と亮平君と遊んでんだけど、来れる?」

『えっ、行く行く!』

「したら…花火も買ってきてくれたら嬉しーなー♪」

『俺はパシリか!笑 まぁいいよ、公園行けばいい?』

「ありがとー!んじゃ学校の近くの公園で待ってる♪」





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