G R E E N


コンビニからの帰り道は手を繋がずに戻った。

明奈たちいるし、今更になって自分のしたことに恥ずかしさが込み上げてくる。


…ミヤ君は、普通に見えるけど何とも思ってないのかな?

好きな人じゃなきゃ、手なんて取らないんだけどな…?




『あっ、蒼たちお帰り〜♪ミヤ〜、送り狼になんてなってないでしょうね〜?』

「なっ、何言ってんだチビ!」

『チビなんて、失礼しちゃう!』




…明奈!
絶対、絶対、絶対わざとだ!

さっきのニヤリとした顔は見逃さなかったんだから!





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