G R E E N

そろそろ夜も結構遅くなってきた。…まだ帰りたくないなぁ。



その時、だいぶ酔いの回ってる亮平君が楽しそうに話し出した。

『てかさ、夜の学校行きたくね!?』

「えー、亮平入れんの?」

『うちの学校、夜は窓がたまに空いてるんだよ!俺、入ったことあるし!』

「まぢ!?……行きたいかも!蒼どうする!?」


明奈はだいぶノリ気。
ミヤ君は驚いてる様子がなさそうだから、亮平君と学校侵入はやったことがありそう。

私は…もちろん行きたい!
今日はいつもと違うことがいっぱいあって、何か起こりそうな予感がするんだ。

夏休みの最後に思い出作ったっていいよね。


「わたしも行きたい!みんなで侵入しちゃえっ♪」





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