G R E E N
すごくドキドキしていたけど…
流されちゃいけないって気持ちも大きかった。
それでも、今日一日でどんどん近くなる君との距離が嬉しかったからなんだ。
そんなこと考えていたら、後ろにいたミヤ君が動いて私の視界がガラっと変わった。
『こらー!またボーッとしたな!』
…ん?何が起こったんだ?
背中に冷たい床があたる。
私の顔の横にはミヤ君の手があって、わたしの上にはミヤ君の顔。
私はミヤ君に押し倒されていた。
『これなら、どう?』
目の前にはミヤ君のイタズラっぽい笑顔。
さっきまでは顔が見えなかったから、大丈夫だったけど…これは恥ずかしい!
「ちょ、待った、待った!これはまずいって!」
もう恥ずかしすぎる!
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