G R E E N



それから二人でアイス食べたり、いろんなクラスを覗いてみたり。

二人で並んで歩いていると、何人かがびっくりしてこっちを見たりしているのがわかった。

私とミヤ君は接点がないから、仲がいいことがみんな意外なのかな?

そんな視線にミヤ君が気付いてるのか、気付いていないのかわからないけど…私と誤解されたりして、イヤって思ったりしないかな?

もしかして勢いで言っちゃったけど、無理矢理ついてきてくれてたりして…



そんな時、ミヤ君と同じサッカー部のひとが前から歩いてきた

「えーー!?何、ミヤ!そういうこと?部長とそうなの?」

あーもう、このひとは!
今まさに私が悩んでたことをついてこないでよ!
ミヤ君なんていうのかな?

『お前、うるさい!じゃ〜ね〜』

「なんだよ、ミヤ、照れんな!」


今のミヤ君…否定してなかったよね?

これはイヤがってないってことで喜んでいいのかな?


嬉しくてつい、ニヤけてしまう。

「へへへ。」

そしたらミヤ君におでこをペチンとやられてしまった。

『にやけんな、ばーか!』




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