G R E E N



『そういえば部長って忙しいんじゃないの?時間平気?』

気付けば時間がだいぶ経っている。
ミヤ君といるとあっという間だなぁ。

「んー、そろそろ行かなきゃかな?体育館集合なんだ。」

『そっか、んじゃ、ちょっと自販機よってからでいい?』

「大丈夫だよ♪」


ミヤ君と体育館近くの自販機に行く。

お金を入れて、アセロラジュースを買うミヤ君。

私と好きなジュース同じだぁ♪
なんて小さな発見も嬉しい。


『はいっ、これ飲んで、もうちょっと頑張れ!』

「えっ?これ私に買ってくれるの?」

『いつも、それ飲んでるっしょ?カロリー低いもんなぁ♪デブにぴったし 笑』

「デブって言わないでよ、気にしてんだから!」

『はいはい。ダイエット頑張りなさい♪』

「もぉー!」


ちょっといじわるだけど…私の好きなもの知ってくれてたことが嬉しくて、ついニヤける。


二人でいたのは初めてだったのに、昔から一緒にいたみたい。




いじわるだけど

デブって気にしてるのに言ってくるけど


気付いちゃったよ?
ミヤ君の照れ隠し。


そんなことさえ愛しくて。



ただただ、君が好きです。







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