まんがみたいな恋なんて
「お・またせ~」

美依が平然とした態度であたしのところに戻って来た。


「…誰だったのさ?」

あたしも平然と聞いてみる。

「…彼氏?」

すると平然とした返事が返ってきた。

なんかむかつく。

「彼氏?”?”ってなに」

少しだけ疑問を持ち、軽く聞き返す。

「うーん…」

すると美依は少し悩んだ様子で…また平然と言って来た。


「ミイ今の彼氏すきじゃないんだよね」

はあ?じゃあなんで付き合ってんのかな。

だけどあえてそれは聞かない。


「いいご身分ですねー」

その代わり、嫌味たっぷりに言ってやった。

そしたら…

「ハハッ、そーかな?」

なぜか返って来たのは笑い声で。

やっぱりちょっとむかついた
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