サルビア
そして仕事のあがりをウキウキしながら待って、終わったら急いで涼のお店へと向かった。

「涼着いたよ~!」

「わかった!下おりるな!」

そして涼をお店の下で待っていると、涼が出て来た。

やっぱかっこいい…

「朝日!今日もかわいいなぁ!」

ウキウキ気分に拍車がかかる。


席に付いてからも、最初は他愛もない話をして、あたしはすごく楽しかった。

時折涼が、あたしの頭をポンポンッてするたびに、ドキドキしながら。

やっぱり1人で来た方がいいな…

そう思った。


しばらくして、涼が言った。

「なぁ、朝日、俺シャンパン飲みたい!」

「えっ?」

「今日お店終わった後は、朝日の為にあけるから!」

いきなり言われて戸惑ったし、あまり高い金額は、使いたくなかった。

でも、終わった後に、涼と一緒に過ごせる…

その気持ちが勝った。

「少しくらいなら…」

「おっしゃ!ほな待ってて!」


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