サルビア
結局その日は暇で、新規のお客さんに、2人付いただけで、あがりになった。

あたしをエリだと、勘違いしたお客に付いたのは、ミオだけではなかったし、そのお客に付いた何人かの女の子は、あたしが「お疲れ様です」と挨拶しても、無視だった。

元々このお店は、ミオ率いるグループが、1番大きくて、あたしはお店のほとんどの女の子に、嫌われたと言っても、過言ではなかった。


でも別に、あたしは悪い事してないし!

そう思って、開き直った。

あたしは昔から、先輩には嫌われるタイプだ。

学生時代も良く、文句を言われたなぁ。



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