俺.AND.ROID


さて、そろそろ食事の時間だな。

そっちの意味で。


っとその前に下の名前聞いとかなきゃな。


やってる間、無意識に違う子の名前叫ぶような無粋なことはしたくない。



「俺近藤さんの下の名前聞いたことないよね?なんていうの?」


できるだけ明るく爽やかに言ったつもりだったが彼女はさっきから俯いていて、無表情なのは変わりないが、少し固くなっている。



もしかして感づかれたか?



まぁ、それならそれで話は早いけどね。



けれど、彼女は俺の質問が聞こえていないのか、なんの反応も示さず俯いたままだ。



さすがに少し心配になったのでもう一度声をかけた。



「どうしたの?大丈夫?」


「大丈夫です。ご心配は入りません。私の名前は…」








ぐぅぅぅううう~








ものすごい音が、俺の部屋中に響き渡った。



ぷっ…



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