俺.AND.ROID


はぁ~






…寝れるわけねぇ!!


こんな拷問みたいな状態、耐えらんないね!!!



俺は勢いよくアンドロイドちゃんの上に覆い被さった。


眠っている彼女は、おとぎ話に出てくるお姫様のごとく輝いていて…


まるで王子様にキスされるのを待っているようにも見えた。



そして…





俺はなんともいえない柔らかさの彼女の唇にじっくりと味わうように優しくキスした。













とうとうキスしてしてしまった。


あぁ…


もう止めらんねー。



俺は何度も何度もアンドロイドちゃんにキスをした。




すると、



ツーっと彼女の頬を何かが伝った。



涙?



「え…ちょ…、ごめ…」



俺はいきなり罪悪感のどん底に落とされた。


彼女の上に堂々とまたがっている自分が憎らしく、とても惨めに思えた。



俺は静かにベッドの上から降り、彼女の顔を見た。



しかし、彼女は朝まで目を覚まさなかった。





そう。


彼女は眠ったまま涙を流していたのだ。



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