俺.AND.ROID
「よく言う堅物ってやつらしいぜ。全く高校生らしくないというか…まぁ、アレだ。取っつきにくいタイプなんじゃね?」
へー。
取っつきにくいタイプねぇ。
俺そういうの萌えるんだよね。
俺は無表情なアンドロイドを遠巻きに見てから、コンビニをあとにし、昴と別れた。
俺は基本的に毎日シフトを入れてもらっているから彼女のシフトはすぐわかった。
火曜日と金曜日の6時から10時と、休日は1日まるまるだ。
明日は土曜日。
今日はたまたま休みになったので、久しぶりにアイツのとこにでもお邪魔しに行くとするか。
空を見上げると夏の大三角形が静かに俺を見下ろしていた。