恋愛日和 feat.ナナ ~ナナの想い~
「ヤエコ・・・。ヤエコ・・・。」

そう言いながら、お父さんは泣いていた。


お父さんの涙が頬を伝って。

私の頬へと落ちる。


お父、さん・・・?


私は抵抗するのやめていた。


そのとき頭の片隅に、浮かんていたのは。

小学五年生のときに。

お母さんからのメッセージだといってもらった。

大切な。

お母さんからの手紙の内容だった。
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