恋愛日和 feat.ナナ ~ナナの想い~
「これで全部だね。先生の机の上にでも、置いておけばいいのかな?」

プリントを拾い終えて。

その男の子はそう言った。


熱い頬のまま、私はうなずく。

「じゃあ、僕が置いておくね。そっちのプリントも貰っていいかな?」


私が差し出すと。

男の子はプリントを受け取って、軽く微笑んでから、教室の中へと入って行った。
< 8 / 45 >

この作品をシェア

pagetop