危険中毒
「うるせー!
こんな契約あるか!
コイツは、俺の商品だ!」
サインをせず、持っていた
モニカの売買契約書を
目の前で破り捨てた。
調印を躊躇った事が幸した。
現場を目撃した事も幸した。
「マリアは、
私のオンナにするんだ。」
サタンが狂った笑いを
浮かべて言い放つ。
「馬鹿ゆうな。
何時間しゃぶってたか
知らんがな。
乳首も起ってねーじゃねえか。
オンナは、感じてねーんだろ。
恋愛なんざ成り立つかよ。」
言い返した俺に、
とうとう、奴はキレたらしく、
銃をぶっ放して来た。
この至近距離で交わせたのは、
奇跡に近い。
すかさず、銃を抜き、
奴の指を狙い発砲する。
食指を奪う。
二度とトリガーを引けぬ様に。
金属音と共に、
奴の悲鳴が響き渡る。
「グ・・ァアアァあああアアぁぁあああああアア!!!
指が?!指が無いっ!!
私の!!?指が!!」
『旦那、今は、殺すなよ。
ソイツは組織の顔だ。
殺っても、動くモンが
在る限り終わらねえ。』
キムが無線越しに
忠告してくる。
わーってるよ。
言われなくても。
昔みたく、
熱くならねーよ。
こんな契約あるか!
コイツは、俺の商品だ!」
サインをせず、持っていた
モニカの売買契約書を
目の前で破り捨てた。
調印を躊躇った事が幸した。
現場を目撃した事も幸した。
「マリアは、
私のオンナにするんだ。」
サタンが狂った笑いを
浮かべて言い放つ。
「馬鹿ゆうな。
何時間しゃぶってたか
知らんがな。
乳首も起ってねーじゃねえか。
オンナは、感じてねーんだろ。
恋愛なんざ成り立つかよ。」
言い返した俺に、
とうとう、奴はキレたらしく、
銃をぶっ放して来た。
この至近距離で交わせたのは、
奇跡に近い。
すかさず、銃を抜き、
奴の指を狙い発砲する。
食指を奪う。
二度とトリガーを引けぬ様に。
金属音と共に、
奴の悲鳴が響き渡る。
「グ・・ァアアァあああアアぁぁあああああアア!!!
指が?!指が無いっ!!
私の!!?指が!!」
『旦那、今は、殺すなよ。
ソイツは組織の顔だ。
殺っても、動くモンが
在る限り終わらねえ。』
キムが無線越しに
忠告してくる。
わーってるよ。
言われなくても。
昔みたく、
熱くならねーよ。