危険中毒
「まずいな。迷ったか?」
マックスの呟きに、
並んでバイクを止めた。
どうりで、同じ景色を
何度となく見るわけだ。
「別れて行く?
データ、
間違ってたんじゃない?」
眼の前の、二手の通路。
途中で、幾本かの分岐路が
あったとはいえ、正しく進めば
どちらも制御室に
進めるはずだった路だ。
蜂巣のような構造で
まだ、中央には遠い。
このままでは、
あと、どれほどかかるか
しれない。
「仕方ねえ。半分かせよ。
別れて行こう。」
私達は、酸化剤を二分して、
道を分かつ。
何度となく、大事なく
振り出しに返された迷路。
マックスが、
何も起こらぬと読んだのは、
何の不思議もない事だった。
でも
それが、
間違いだったということは、
別れて直ぐ、悟った。
マックスの呟きに、
並んでバイクを止めた。
どうりで、同じ景色を
何度となく見るわけだ。
「別れて行く?
データ、
間違ってたんじゃない?」
眼の前の、二手の通路。
途中で、幾本かの分岐路が
あったとはいえ、正しく進めば
どちらも制御室に
進めるはずだった路だ。
蜂巣のような構造で
まだ、中央には遠い。
このままでは、
あと、どれほどかかるか
しれない。
「仕方ねえ。半分かせよ。
別れて行こう。」
私達は、酸化剤を二分して、
道を分かつ。
何度となく、大事なく
振り出しに返された迷路。
マックスが、
何も起こらぬと読んだのは、
何の不思議もない事だった。
でも
それが、
間違いだったということは、
別れて直ぐ、悟った。