危険中毒
バイクを加速させる前に、
再度データを確認しようと、
端末を胸元から取り出す。
現在位置からは、
通過すべき扉が、
五箇所ある事になっている。
ルートを頭の中で再確認して、
エンジンをかけた。
「・・・え?」
部屋の隅、
要所要所にあるカメラが
角度を変え、
私をロックオンした。
熱感式センサーか?
何とも居心地の悪さを感じ、
エンジンを全開にして、
目的の扉に向かい走り出した。
「痛ッ?!」
上腕に鋭い熱を感じる。
バランスを崩し、
バイクごと倒れる。
今・・・
何・・・が、起こった?
『リディア、どうした?!』
無線で、音を拾ったのか
ムーンが問い掛ける。
痛みを感じる腕を触る。
皮革の焦げた臭い。
「血だ・・・
レーザーで、
焼かれた。」
どこから?
カメラを見た。
・・・ヤバイ
やっぱ、
ロックされてる。
「ムーン!引き返そう!
この装備じゃ行けない!」
無線で呼び掛ける。
が・・・
再度データを確認しようと、
端末を胸元から取り出す。
現在位置からは、
通過すべき扉が、
五箇所ある事になっている。
ルートを頭の中で再確認して、
エンジンをかけた。
「・・・え?」
部屋の隅、
要所要所にあるカメラが
角度を変え、
私をロックオンした。
熱感式センサーか?
何とも居心地の悪さを感じ、
エンジンを全開にして、
目的の扉に向かい走り出した。
「痛ッ?!」
上腕に鋭い熱を感じる。
バランスを崩し、
バイクごと倒れる。
今・・・
何・・・が、起こった?
『リディア、どうした?!』
無線で、音を拾ったのか
ムーンが問い掛ける。
痛みを感じる腕を触る。
皮革の焦げた臭い。
「血だ・・・
レーザーで、
焼かれた。」
どこから?
カメラを見た。
・・・ヤバイ
やっぱ、
ロックされてる。
「ムーン!引き返そう!
この装備じゃ行けない!」
無線で呼び掛ける。
が・・・