危険中毒
入隊後、数ヶ月たった
ある休日の事。
入隊と同時に私は
ジニーの元を離れ、
一人住まいを始めていた。
手持ちの備品や衣料品など
一切ない私に、年頃なんだし、
せめてデート用に
ドレスと靴くらいは、
プレゼントしてやると、
ジニーが、ショッピングに
誘ってくれた。
これまで、私が着ていたものは
ジニーとミオにもらった
古着だった。
不便さは、
全く感じなかったけど、
せっかくの好意だから、
素直に甘える事にしたのだ。
ジニーが迎えにくるまでに、
シャワーと着替えをすまそうと
訓練で疲れきった身体を
ひきずり行動をおこす。
血の気が引くほど
驚愕したのは、
その直後の事だった。
シャワー栓を閉じ、
髪を拭くため俯いた眼に
バスタブがとびこむ。
「・・・な・・に、
コ・・レ・・?」
バスタブに落ちたばかりの
鮮血の赤色が飛び込んでくる。
・・・え?
誰の・・・?
再び、足元に
血液の染みが落ちる。
嘘だ・・・?
私・・・?
何で・・・?
毒
飲んだ・・・?
ある休日の事。
入隊と同時に私は
ジニーの元を離れ、
一人住まいを始めていた。
手持ちの備品や衣料品など
一切ない私に、年頃なんだし、
せめてデート用に
ドレスと靴くらいは、
プレゼントしてやると、
ジニーが、ショッピングに
誘ってくれた。
これまで、私が着ていたものは
ジニーとミオにもらった
古着だった。
不便さは、
全く感じなかったけど、
せっかくの好意だから、
素直に甘える事にしたのだ。
ジニーが迎えにくるまでに、
シャワーと着替えをすまそうと
訓練で疲れきった身体を
ひきずり行動をおこす。
血の気が引くほど
驚愕したのは、
その直後の事だった。
シャワー栓を閉じ、
髪を拭くため俯いた眼に
バスタブがとびこむ。
「・・・な・・に、
コ・・レ・・?」
バスタブに落ちたばかりの
鮮血の赤色が飛び込んでくる。
・・・え?
誰の・・・?
再び、足元に
血液の染みが落ちる。
嘘だ・・・?
私・・・?
何で・・・?
毒
飲んだ・・・?