危険中毒
今日の所は
モニカの無事を、
手放しで喜ぶ事に
しておく。
気になる要素は
無きにしも
あらずだが・・・。
アイツが、自ら
オンナの所に
出向くなんて・・・
ましてや、
縛る程度の拘束で・・・
乳房をなぶるだけで
満足するなんて・・・
ヤリ殺さねぇなんて。
今まで
聞いた事も
ない話だ。
指を飛ばした事が
そんなに
効いてるんだろうか?
それは、ないだろう。
今までのアイツなら、
怒り狂い、
俺は既に、この世に居ない
確率の方が、高い。
今だって、俺は
相当、警戒している。
本来なら・・・
さっきの情事だって。
怒りにまかせて、
アイツをたきつけるように
喘ぎ声を
聞かせるべきではなかった。
俺も、どうかしてる。
荒れた気持ちのまま、
サタンを牽制しようと
するなんて。
モニカに再会してから
どうも、調子が狂ってる。
本能のままに、
動く事が
止められない。
俺も、ソロソロ
壊れてきてるんだろうか。