危険中毒
 
『リディア。

あとで・・・話がある。』

ムーンに、そう告げられた後
私たちは、
それぞれの持ち場へと
向かった。


パティ会場で、
サタンの警護に当たった私は、
内心で舌打ちをしていた。


アイツに、近寄りたくない。


何より、今はムーンから
離されたくなかったのだ。


彼のためにも。

私のためにも。


今は、互いの為に、
そばにいたかった。


 
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