危険中毒
体勢を崩した彼女が、
自分の腕の中に収まる。
「ちょっ・・、ムーン?」
慌てた彼女を、
力をこめて抱きしめた。
「すまない・・・。
オマエを守れなかった。」
モニカ・・・
声にだしかけて、
ぐっと飲み込む。
「謝んないでよ・・。
半分は、自分のせい
なんだから・・。」
動揺した声。
下ろした栗色の髪に
顔を埋めた。
「どうしたの?
子供みたいよ?」
彼女はそう言って、
何かを考えている
ようだった。
どこかで言った台詞だって、
思ったんだろ?
こうやって、抱きしめると、
お前は、いつも
そういったから。
やはり・・・
事が急だったのが、
災いしているのだろうか。
暗示が弱いことも、
顕在意識の上書きが
甘いことも。
それとも、想像以上に、
お前の潜在意識が
強固なだけなんだろうか。
自分の腕の中に収まる。
「ちょっ・・、ムーン?」
慌てた彼女を、
力をこめて抱きしめた。
「すまない・・・。
オマエを守れなかった。」
モニカ・・・
声にだしかけて、
ぐっと飲み込む。
「謝んないでよ・・。
半分は、自分のせい
なんだから・・。」
動揺した声。
下ろした栗色の髪に
顔を埋めた。
「どうしたの?
子供みたいよ?」
彼女はそう言って、
何かを考えている
ようだった。
どこかで言った台詞だって、
思ったんだろ?
こうやって、抱きしめると、
お前は、いつも
そういったから。
やはり・・・
事が急だったのが、
災いしているのだろうか。
暗示が弱いことも、
顕在意識の上書きが
甘いことも。
それとも、想像以上に、
お前の潜在意識が
強固なだけなんだろうか。