危険中毒
「あんたの身の回りの
調度品に比べて、
あまりにも甘いのよね・・・。」
「あまい?」
思わず聞き返した。
「そう。
シンプルなデザインでは
あるけど、
そのスーツを選んだ人間と
同一人物が、
これらを選んだとは、
思えない。
あまりにも
純粋な何かを、感じる。」
それは・・・
あんたの思いとは違うのよね。
と、付け加えた。
そのとおりだ。
モニカ・・・
これを選んだのは、
純心なオマエだから。
戦争屋の、鎧を脱ぎされば、
歳相応の
愛くるしい少女だった。
今、
致命的なキズを負わされてさえ
美しくあるように、
であった頃から、成長後の
今の姿が、十分感じ取れた。
軍を除隊させたのも、
一般的な女と同じ幸せを
十分得られると思ったからだ。
でも・・・
オマエは、そんな事を
望んではいなかった。
除名勧告を手渡した時の
オマエの悲しみようは、
今でも忘れない。
『私は貴方の傍にいたいの!!
それが、血の海であろうが、
死のうが構わない!
最期まで、一番近くに
いたいだけなのに!』
あんなに取り乱したのは
あの時だけだった。
調度品に比べて、
あまりにも甘いのよね・・・。」
「あまい?」
思わず聞き返した。
「そう。
シンプルなデザインでは
あるけど、
そのスーツを選んだ人間と
同一人物が、
これらを選んだとは、
思えない。
あまりにも
純粋な何かを、感じる。」
それは・・・
あんたの思いとは違うのよね。
と、付け加えた。
そのとおりだ。
モニカ・・・
これを選んだのは、
純心なオマエだから。
戦争屋の、鎧を脱ぎされば、
歳相応の
愛くるしい少女だった。
今、
致命的なキズを負わされてさえ
美しくあるように、
であった頃から、成長後の
今の姿が、十分感じ取れた。
軍を除隊させたのも、
一般的な女と同じ幸せを
十分得られると思ったからだ。
でも・・・
オマエは、そんな事を
望んではいなかった。
除名勧告を手渡した時の
オマエの悲しみようは、
今でも忘れない。
『私は貴方の傍にいたいの!!
それが、血の海であろうが、
死のうが構わない!
最期まで、一番近くに
いたいだけなのに!』
あんなに取り乱したのは
あの時だけだった。