危険中毒
女が、自分のところへ来る事を
確認して、彼は窓から離れた。
ほどなく、ドアが乱暴に開く。
「こんな時間に何の用?」
女の機嫌は悪いままだ。
「モニカ、三分の遅刻だ。
何をしていた。」
顔色も変えず男は問う。
「約束なんてしてない!
貴方が一方的に
今すぐこいって
電話を切ったのよ?!」
「俺は重要な事を話すって
ゆったよなぁ?
いつものおまえなら、
5分でここへ来ていた。
そして2分話をして
3分で帰る。
そして避難誘導に
10分はかかるだろう。」
避難・・誘導・・・?
頭が理解しおわる前に、
すべては終わった。
目の前のオトコは、
手元のリモコンを
窓の外に向けて、
まるでテレビを消すように
押して・・・
景色の奥にある
廃墟ビルが一棟
彼女の目の前で
音をたてて消えた。
確認して、彼は窓から離れた。
ほどなく、ドアが乱暴に開く。
「こんな時間に何の用?」
女の機嫌は悪いままだ。
「モニカ、三分の遅刻だ。
何をしていた。」
顔色も変えず男は問う。
「約束なんてしてない!
貴方が一方的に
今すぐこいって
電話を切ったのよ?!」
「俺は重要な事を話すって
ゆったよなぁ?
いつものおまえなら、
5分でここへ来ていた。
そして2分話をして
3分で帰る。
そして避難誘導に
10分はかかるだろう。」
避難・・誘導・・・?
頭が理解しおわる前に、
すべては終わった。
目の前のオトコは、
手元のリモコンを
窓の外に向けて、
まるでテレビを消すように
押して・・・
景色の奥にある
廃墟ビルが一棟
彼女の目の前で
音をたてて消えた。