危険中毒
「はっ?!
私を脅すというのか?
お前の支援は、
散々してきたじゃないか?!」

シドロモドロな
ライアン=コナーの
声がする。

「支援だぁ?」

キムの苛立った声がし、
被る様に、何かが割れる音と、
縺れる足音がする

「そうだとも!
×××年の作戦の時に、
空軍に手を引かせたのも
私だし
お前達の、亡命の
キッカケとなった、
一掃作戦においても、
シドニー=マックスの
自由に目をつぶり、
この顛末を許したのも、
私の採決じゃないか!!」

ドンという鈍い音と
何か微妙な音がして
何か倒しながら二人は
距離を測ってるとみえる。

もう、私の視界は
なにも捉えてないけど・・・

「・・・そりゃ
お前が、無能だっただけ
じゃねぇか。

くだらねぇ。」

『お前にくれてやる
時間はねぇーんだよ。』

脳にキムの声が響き


銃声の変わりに
光を感じた。


何かの崩れる音


ああ、これは
銃弾だ

一弾でしとめたんだ。

 
無駄な情の入らぬ


プロの仕事だと思った。



 




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