危険中毒
 




声なく、膝を崩した。




ズタズタに傷ついた
その身体に、庇う様に
覆いかぶさる。


「見るな・・・」



背後に感じた視線の主に
言い放つ。




「モニカ・・・すまない。」



彼女の、耳元で告げた。










 

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