危険中毒
 


そもそも、
『オトコとオンナ』
『恋人や夫婦、家族』
そんな、器に収まりきれぬ
私たちが結果的に選ぶのは
社会的な繋がりだった。



私に、

母としての母性が
もてるわけもなく。


型破りなキムに

一家の大黒柱など
勤まるわけもなく・・・





当然の様に、恋人関係など、
簡単に清算した私たちは
いま、単純に、同士として
共にあるがーーーーーー



いまでも、



疑わしく思う事がある。




キムは、



本当に、革命家の道を
望んでいたのだろうか・・・
と・・・


世間並みだが、
父親としての顔を
持ちたかったのでは
ないのかと。


そうでもなければ
『モニカ』を連れて、
あの危険なジャングルに
もどったのか?


己の身の安全すら
満足に得られぬ
魔の空間で。



相当な覚悟がなければ
戻れない。



あの・・・



狂った
戦場へーーーー



 


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