危険中毒
 

キムは、茶化した風に
深意を告げる事は
無かったけれどもーーーー


あの頃から、この組織に対して
何か吹っかけようと
していた事は確かな事だった。


 
それがーーーーー
本人の言うように、
長く死線の近くに
身を置きすぎて
精神がイカれたせいか

キム本来の策士な性質の
賜物なのかは、わからなかった
けれども。

 
私は、

ソレが
ずっと気になっていた。


 
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