危険中毒
「俺にとっちゃ、
モニカは娘同然なんだ。
頼む。」
真剣に言ってるのも、
見て取れる。
ただ、
スパイなんじゃないのか?
と、いわれれば、
肯定も否定もできない。
「キム、悪いが、
少し考えさせてくれないか?
どっちにしろ、すぐに退院
できるようには見えない。
それまでに、結論をだすから。」
上半身裸の状態で、
彼女を抱き毛布を被り、
携帯電話で友人を呼ぶ。
『ハロー?』
電波が悪い。移動中か?
「俺だ。キャンプに来れるか?
いますぐだ!」
言った俺に、
今ちょうど向かっている
最中だと返事がくる。
「あと、数分でくるらしい。
海軍中佐の女なんだがな。
腕もたつし、頭も切れる。
奴に、彼女を預けようと
思ってる。」
キムには、簡単に説明したが、
胸騒ぎがする。
海軍のアイツが、
たまたま国内に、居たとは言え
こんな時間に、
更に、天候も悪く、
相当に悪評もある、
こんな山間部に、
自ら車を飛ばすなんて・・・
なにかあったに
違いはなく・・・。
「いやな予感がするな。」
キムがつぶやいた。
「ああ。違いない・・・。」
モニカは娘同然なんだ。
頼む。」
真剣に言ってるのも、
見て取れる。
ただ、
スパイなんじゃないのか?
と、いわれれば、
肯定も否定もできない。
「キム、悪いが、
少し考えさせてくれないか?
どっちにしろ、すぐに退院
できるようには見えない。
それまでに、結論をだすから。」
上半身裸の状態で、
彼女を抱き毛布を被り、
携帯電話で友人を呼ぶ。
『ハロー?』
電波が悪い。移動中か?
「俺だ。キャンプに来れるか?
いますぐだ!」
言った俺に、
今ちょうど向かっている
最中だと返事がくる。
「あと、数分でくるらしい。
海軍中佐の女なんだがな。
腕もたつし、頭も切れる。
奴に、彼女を預けようと
思ってる。」
キムには、簡単に説明したが、
胸騒ぎがする。
海軍のアイツが、
たまたま国内に、居たとは言え
こんな時間に、
更に、天候も悪く、
相当に悪評もある、
こんな山間部に、
自ら車を飛ばすなんて・・・
なにかあったに
違いはなく・・・。
「いやな予感がするな。」
キムがつぶやいた。
「ああ。違いない・・・。」