危険中毒
イブニングドレス・・・?
「どこにいく?!
何をする?!
答えて!!」
パニック気味の感情を
それでも、必死に押さえる。
「潜入だ。」
オトコは、淡々と返す。
「目的は、某組織の壊滅と
いったところだな。」
「そのまえに、
そこにある写真を
みておけ。」
卓上に無造作に置かれた
一枚の写真を、顎で指す。
この男?
国防庁の・・・。
「モニカ、その男を堕とせ。
おまえは、あいつの
もろタイプだ。」
「・・どういうこと?」
「目的のためと、
お前の身の安全のためだ。」
時計をみて、オトコは
舌打ちする。
「時間がない。
続きは後で説明する。」
彼はそういって
コトバを断った。