危険中毒
「先に使え。」

「え・・・ああ。

ッグゥッ!!」

脱衣所の鏡に映った自分を見て
モニカが吐き気をもよおした。


このまま、誤って口内に、
残留物が入ってしまえば、
発狂しかねない。


シャワールームは、
大人二人で入るには、
若干狭いが入れない事もない。

・・・客を連れ込んで、
レイプする奴がいるくらい
だから、それが可能な程度の
広さはある。


モニカを下ろして、
靴を投げだす。

シャワーのコックを全開にし、
水圧を最強にする。


涙目になりながら、
嘔吐を耐える彼女を
引きずりこみ、抱き寄せる。


俺の髪を伝い、水流が彼女の頭部にしたたっていく。


痛いほどの水流が、
全身に、こびりついた
半固形物を洗い流していく。


 

< 94 / 352 >

この作品をシェア

pagetop