麗しのワイルド ビースト
昼休み前にこの学校のボタンを全て手に入れた虎君はこの学校のいちばんになった。



それは誰もなしえたことがない異例のこと…。



「めんどくせぇ~…」

「でもケンカは減るんじゃないの?」

「隣の学校のヤツが俺のこと狙ってんだとさ」



ケンカが日常の中に普通に存在する虎君は生傷が絶えない…。



本人いわく、ケンカは青春なんだって。



まぁそこはあたしが入っちゃいけない世界だと思うからなにも言わないけど。



「今日来いよ」

「虎君ち!?」

「親父が一緒にメシでも行かねぇかって」

「行く!!虎君のお父さん超カッコイイよね!!日本語上手だし!!」

「親父なんかただのオッサンだろ…。他の男カッコイイとか言うなら妬いちゃうよ?」

「ウソっ!!虎君がいちばんカッコイイ…」

「ぷっ!!焦ってんじゃねぇよチビ」



日に日に虎君が好きになる…。



もうたまんないっ!!



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