麗しのワイルド ビースト
その顔が見たくて上を向いたら凄い目で睨まれた。



でも耳が赤い…。



虎君カワイイ…。



「よし、学校行こう!!」

「忘れもん」



チュッと軽目のキスにクラッとした。



なんか今日サービスされすぎ!?



バイクの後ろに乗ってお腹に腕を回すとなんとも言えない愛しい感情…。



「と~ら~君?」

「なに?」

「大好き!!」

「…………せぇバカ…」



照れたように前を向き、エンジンをかけた虎君はなにも言わずに走り出した。



今日の虎君ヤバイカワイイ…。



大好き、大好き、大好き…。



幸せな誕生日だ…。



学校に着いてから教室に向かうとモモが先に来てた。



「誕生日おめでと~!!」

「ありがと!!」

「これプレゼント!!あたしと色違いね!!」



モモがくれたのはモモが愛用してるグロスの色違い。



う、嬉しい…。



本当に幸せものだ…。



< 134 / 518 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop