麗しのワイルド ビースト
次の日に遅れて行った学校では傷だらけの仲間達。



「お前の名前は汚さなかったぞ」

「京平だけ無傷?」

「あいつマジふざけてんの!!前の日食ったカキがどうのって腹壊しやがった!!」

「だははははっ!!さすが京平!!不戦勝の戦士!!」



やっぱり学校は楽しい。



でも俺は何にも負けない。



勉強も仕事も。



もっと強くならなきゃ…。



「荒瀬いるか!?」

「よぉ藤子!!」

「お前ちょっと来い」

「なんかした!?」



藤子に呼び出された俺…。



突き付けられた日本史のテスト…。



「3点って…なんだこりゃ!?」

「俺が聞きてぇよ!!年号だけしか当たってねぇぞ!!」

「だってわかんねぇんだもん…」

「平常点でカバーしたけりゃ学祭の実行委員やれ」

「めんどい」

「やれ!!」

「やだよぉ~!!僕やりたくない~!!」

「じゃあ留年っと」

「やる!!頑張ります!!」



林檎の誕生日は楽しかったのに今日は最悪だ…。



まぁ、負けないために頑張りましょ…。



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