麗しのワイルド ビースト
なにかとうるさいお嬢ははしゃぎまくり、俺のツボをちょっと刺激する…。



やべぇなコイツ…。



「もう時間ですね…。ありがとうございました!!」

「じゃ、ドイツ行っても元気で」

「ウソです、ドイツ」

「はぁ?」

「あぁでもいわなきゃ楽しんでくれないかなって。ねっ、荒瀬 虎之助さん」



もしかしてコイツ…。



俺を知ってる?



「お前名前は…」

「村瀬 のぞみです。それではまたどこかで」



村瀬…。



村瀬?



村瀬財閥のお嬢~~~!!



素でいっちゃったぞ俺!!



まぁうちの方が上か…。



いつか手を組もうと思ってるとこだ…。



マジかぁ~…。



ちょっとカワイかったな…。



「虎君?」

「ぬぁっ!?な、なんだよ林檎!!」

「超やましい…」

「はっ!?なにが!?」

「さっきの人、虎君のタイプ?」

「バカ言ってんじゃねぇよ!!俺は林檎一筋だよ。愛しのスイートハニー」

「超怪しいもん!!」



カワイイと思っただけだろ…。



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