麗しのワイルド ビースト
近くのスーパーで買ったのは飲み物と夕飯の材料。



寒くなって来たから鍋にするんだぁ~。



ウキウキしながら帰った部屋。



なんか声が聞こえる…。



「ただいま?」

「「おかえり~」」



なぜ!?



ここはあたしの部屋です!!



虎君の手下が大集結しちゃってるぅ~…。



しかも虎君まだ服着てないし!!



それに全く知らない人までいる!!



「お邪魔してまぁす」

「ど、どちら様のお連れの方でしょうか…」

「あたし?光輝の彼女チャンでぇす!!」



バカっぽいっ!!



年下だと思うんだけど…。



「林檎、メシ」

「み、みんな分?」

「コイツらは気にすんな」



そういう訳にはいかないでしょ…。



仕方なく作った鍋。



今日の食材全部なくなっちゃう…。



「エビは俺んだっ!!」

「ケチくせぇこと言うなよ虎」

「うっせぇ、エビみたいな顔しやがって」

「は!?エビ!?」



もう…いや…。



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