麗しのﾜｲﾙﾄﾞ ﾋﾞｰｽﾄ
しばらくして診察の終わった林檎は検査入院をするらしく…。



「親には絶対言わないでください!!お願い!!転校させられちゃう…」



そう言って説得するものの…。



入院には親のサインも必要だし、金の問題とかもあるっぽい。



「俺がなんとかしてやるからセンセーはマジでなにもすんな」

「そういうわけにはいかないでしょ!?」

「頼むって…。あいつの努力をムダにしないでくれ…」

「どうにかするってどうするの!?」

「任せて」



この手の問題なら金で解決だ。



ササッとことを済ませた俺はセンセーにお礼を言ってから病室に入った。



モモがめちゃくちゃ怒ってる…。



「よぉ、林檎」

「虎君…」

「すっげぇ顔～。カワイイ顔が台なしだな」

「カワイイと思ってないくせに…」



いや、カワイイよ。



一目見た時にグッと来たほどカワイイ…。



「モモ、ちょっと外してくれ」

「わかった。あたし帰るけど明日も来るからね」



この顔見ると罪悪感…。



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