麗しのワイルド ビースト
そして夜に久しぶりに行った虎君の家…。



わ、忘れてた…。



この女がいたことを!!



「いらっしゃい林檎チャン」

「のぞみチャンの家じゃないじゃん…」

「でもおじ様が『自分の家だと思って』って言ってくださいましたよ?」


むぅぅぅぅぅ~…。



幸せな気分だったのにぶち壊し…。



「林檎チャ~ン!!コレありがとね?もうカワイくてさぁ、部下に自慢しちゃった!!」

「着けてくれたんですか!?嬉しい~!!ちなみにお揃いっ!!」

「お揃いっ!!パパ嬉しい…泣いてもいいかな…」



バシッと頭を叩いた虎君のおかげでお父さんの暴走は止まりました。



んんんん?



なぜのぞみチャンが料理をテーブルに運ぶのですか?



それあたしの仕事!!



「お母さん!!お手伝いする~!!」

「林檎チャンはリンゴ好き?」

「好き!!」

「アップルパイ焼いたの!!のんちゃんと!!」



ムカッ…。



お母さんに取り入るのですか。



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